アウディ TT #2
2019.3.21
現役引退を表明したらしく、テレビの緊急ニュースになるほど凄い事なんだなと思いました
今日はアウディTTのお話の続き
預かりフロント左右のサスペンションを交換して納車しようと連絡したところ、サーモスタットも交換してほいと、追加作業の依頼がありました
話を聞くと水温計がかなり上がるとのこと
まずは現状確認
確かに走行すると水温が上がります
メーターの真ん中が90度で130度までメーターが刻んであります
走行中は下がり90度付近
信号待ちなどは130度近くまで針があがります
エンジンをかけて止まっていると電動のラジエターファンがかなりの音で回っています
これは確かにおかしい
リザーブタンクには冷却水はちゃんと入っています
エンジンをかけるとリザーブタンクにリターンのホースから冷却水も戻って来ているのが確認出来ます
ウォーターポンプの故障か
サーモスタットの故障か
水温センサーやメーターの故障も考えられるが、微妙な所
念のためにアウディに電話して助言を受けると、やはり
ウォーターポンプとサーモスタットと電動ファンの故障がよくあるとの事
お客様はネットで購入したサーモスタット持込され、とにかく一回サーモスタットを交換してくれと依頼されました
正直サーモスタットの交換で直るはわからないが、最初に手をつけるならサーモスタットを交換したり、一つづつ潰していくしかありませんでした
今の気温はまだまだ寒いので、オーバーヒートまではいきませんが、夏場は間違いなくオーバーヒートしそうです
いざ交換!とサーモスタットの位置を見ると、まぁ大変そうな所に・・・
なんとかサーモスタットのハウジングを外せないかと努力したけれども、外せても取付は、どー考えても無理だと思いオルタネータとスロットルボディを外しました
オートテンションのベルトを外して
オルタネーターを外し
スロットルボディも外して
やっとこさアクセスできます
ここまで外してしまえば楽チン
そして作業終了!
いざ試乗です
ガーン!直ってない・・・
ちなみにサーモスタットを外すとウォーターポンプのインペラも確認でき、触ってみるとピクリとも動かないので、ウォーターポンプの軸が折れているとは無さそうでした
何が原因なんだ!
お客さんは、とりあえず少し様子見すると言われ一旦納車しました
夏までには何とかしましょう!
おしまい